蚊の卓越した聴覚行動の神経機構
蚊のオスは、昆虫で最大の聴覚器を持つ、とても"耳の良い"動物です。ネッタイシマカのオスは、群れの中で翅音を頼りにメスを見つける、卓越した音源定位能力を持ちます。このような、優れた聴覚能力の背景にはどのような情報処理機構があるのでしょうか。私は脳の神経活動を観察する「カルシウムイメージング」という手法を用いて、蚊の脳における聴覚情報処理機構の解明に取り組んでいます。
群れの中で配偶行動を実現する視聴覚情報処理機構
蚊の群れはオスとメスが交尾をする"出会いの場"です。この中でオスは、群れを維持するために周りのオスと離れすぎず、かつ衝突を避け、そしてメスに対してアプローチする、といった複雑な行動をしなければなりません。この行動の背景には、視覚と聴覚の両方が関わっていることがわかっていますが、その詳細はあきらかになっていません。私は、行動実験とカルシウムイメージングの両方を用いて、蚊の群れ行動の背景にある情報処理機構の解明に取り組んでいます。
詳細はこちら:Human Frontier Science Program Long-Term Fellowship (英語記事)
ショウジョウバエの求愛歌選好性の進化の神経基盤